こんにちは。二代目べあぶろ中の人です。
本日は3年前の記事を取り上げています。
かっこよく言えば社会課題の解決。
かっこ悪く言えばただの自己満足。
たなべあーはキャリぷらを作ったこと含め、起業後これまでやってきたことをそんな風に言っています。
でも、お金がなくても死ななければいい、と言ってボランティアで社会課題を解決しようと考えるたなべあーのことをただの自己満足だなんて到底思えません。
ましてや、その前まで大企業でバリバリ働いていたはずなのに!!!
たなべあーが作ってくれたキャリぷらのお陰で就活を乗り越えることができたし、仲間と出会い、かけがえのない家族のような友達がたくさん出来ました。
「私はまだ何ひとつ手に入れてないただのおっさんだ」
文中にそんな言葉がありますが、私はそんなことないと思います!
みんなたなべあーの子ども、家族みたいなものなんですから。
たなべあーの日記(2015.2.19FB投稿記事より)
かっこよく言えば社会課題の解決。
あのとき超氷河期の就活で苦しむ学生のために、ただ自分にできることがしたかった。
金がなくても死ななきゃいい。
できるところまでやってやる、と。
そうしてはじめたのが街角ゲリラ就活支援ボランティア。2010年の春だった。
街なかを自転車で走って、道行く学生をつかまえては片っぱしから相談に乗った。ボランティアで。
死ぬまえに各種メディアに取り上げられて、幸いにも仕事の依頼が殺到した。
そうやって学内の就職支援事業が立ち上がっていった。
食える以上の金ができたから、それを全部使って今度は大阪にキャリぷらをつくった。
学生が思う存分就活に取り組めて、これを機に目一杯成長できるような、無料で使えるコミュニティースペースが必要だと思ったから。それが2011年の春。
そこから3年間は大学で上がる収益をすべて投入し、ボランティアで運営した。
2013年夏、東京にもキャリぷらをつくった。
東京にもこの場が、そうキャリぷらが必要だと思ったから。
それと同時に「すべては学生と日本の未来のために」なるような、企業の採用課題解決に乗り出した。
キャリぷらというインフラを活用して。
キャリぷらを利用する学生と、キャリぷらを採用に活用する企業。その双方にメリットがある仕組み、プラットフォームをつくった。
そしてまた食える以上の金ができたら、それをキャリぷらという「場」やそこで働く「人」のために使う、ただひたすらにそれを繰り返している。
まだまだ道半ば、進化途中、仕組みづくりの真っ最中だ。
とはいえ、相変わらず、私には何もない。
何ひとつない。
そう。何ひとつ。
ただ、世界にキャリぷらがふたつできた。
私には何もなくても、世界にはキャリぷらがふたつある。
FBページにアップされたキャリぷらの更新を、こうして夜中にふと見たときに、なんとも言えぬ嬉しさとスタッフへの感謝の気持ちが湧き上がる。
私がやっていることは、かっこよく言えば社会課題の解決だ。
だけど、かっこわるく言えばただの自己満足。
そして、私はまだ何ひとつ手に入れていないただのおっさんだ。
最近、ふとそんなことを考えたりする。