昼日中、賑やかな大通りを人混みをかき分けて闊歩するのも楽しい。
でもちょうど今のように、深夜の誰もいない道を一歩ずつ踏みしめながら歩くのも面白い。
脳でいえば、おそらく違う部分が活発に機能しているであろうことを感じる。
五感にしても、例えば視覚は別のものを捉える。
不意に空いていたパズルのピースが埋まったり、新しいパズルが現れたりもする。
表裏で一体の物は両側を見てはじめてそのカタチがわかるように物事の輪郭が突如として浮かび上がることがある。
そんなとき、人生を何倍も楽しんでいるような、すごく得をした気分になる。
2012.10.31