最近ミスチルの歌が、昔のように上手に歌えなくなった。
10代、20代、30代の前半まではよくカラオケに行っていた。
気持ちよく歌い終えると女子などは泣いてることも少なくなかった。
実際、自分でも「桜井さんの次にミスチルの歌を上手く歌える」
と豪語していた。
年を取ると声が出なくなってくる。
普段から歌を歌うことなどないから余計に声が出なくなる。
さらに歌を聞かないからそもそもどう歌えばいいのかわからなくなる。
と、いうわけで、
ここ最近、数回カラオケに行く機会があったが、
もうさんざんな歌声を披露してしまった。
さっきから、気分転換にyoutubeでミスチルの「HERO」をバックで流しながら仕事をしている。
ふと、あることに気付いた。
といっても、至極当たり前のことだ。
アルバムとは全然違う歌い方をしている。
ライブの音源をアップしているバージョンだから当然だ。
これなら歌える、と思った。
私は耳が良くて、音感があって、出せる音域の幅も広かったから、
かつてミスチルの歌を聞いたまま歌うことができた。
「守破離」の「守」のごとく、忠実にその歌声を再現することができた。
そろそろ「破」にいってもいいのだ。
と、いうより「破」に行かなければならないのだろう。
就職活動でも同じことがいえる。
まずは「守」からはじめて「破」に行かなければならない。
ガイダンスや各種講座などで仕入れた情報をもとに、
まずは「守」で実践してみる。
でも、それが必ずしも君にとっての最適解ではない。
そのうち、自分の個性に合わせて、
どこを守ってどこを破っていけばいいかがわかってくる。
そのあたりで、目の輝きも変わり、選考の結果も変わってくるような気がする。
そしてそれは、仕事でも同じことがいえる。
がんばれ就活生。
俺もミスチルの「破」をがんばる。
2012.11.17