「私のカタチ」。
昔から「競争」にはからっきし興味がなかった。
それはもう呆れるほど「競争」意欲に乏しかった。
やる気があっても、「競争」とか言われるととたんにやる気がなくなった。
一方で、 「内省する」「自分と向き合う」「自分の殻を破る」とかいうワードはめっぽう好きだ。
「自分にしかできない仕事」とか「自分にしかできないやり方」とか、
そういう言葉にしびれるタイプだった。
そんな自分のカタチを考えるにつけ、
「儲けるため」より「学生と日本の未来のために」働く今の働き方には合点がいく。
そんな危篤な働き方、生き方をする人は少ないから競争はない。
難しい仕事だから自分と向き合い内省し、殻を破って成長しなければできない。
結果、
私の仕事は「自分にしかできないやり方」で取り組む「自分にしかできない仕事」になる。
それがまさに「私のカタチ」であり、その「私のカタチ」に合った働き方である。
でも、自分のカタチに合った働き方をはじめからできるとは限らない。
当面は、
そういった仕事、つまりは「自分のカタチ」とぴったり合った働き方ができない仕事に対してどのように取り組むことができるかが、若者にとっての一大事だと思う。
厳しい言い方をすれば、
なんでも最初からうまくいくと思ったら大間違いなのである。
面白い仕事などない。
面白くない仕事をどう面白くするか? それは自分次第だといえるだろう。