キャリぷらでインターンシップをしている私りーかなが、学生の皆さんから集めた質問を人事の方にぶつけます!!
東洋エンジニアリング株式会社
今回お答えいただいたのは・・・
経営管理本部 人事部 採用担当
末松 倫さん!
東洋エンジニアリング株式会社とは・・・
エネルギー・食糧・電力・水……今日の日本では当たり前の生活基盤。しかし、世界ではその最低限のインフラも整っていない国は数多くあります。
TOYOは1961年に設立以来、50年以上にわたり、世界各国が必要としている各種生産設備(プラント)の建設プロジェクトに関わり、その実績は60ヶ国以上、数千件にのぼります。
TOYOはプラント設計、機器資材の調達、建設工事の管理を一手に引き受け、さまざまな国籍の関係者をまとめあげ、リーダーとしてメガプロジェクトを成功に導いています。
証明写真ってどのくらい重要ですか?
末松さん(以下、末):
う〜ん、あんまり重要ではないかな〜と思います。最低限身だしなみを整えて、清潔感があればいいと思います。少なくとも証明写真で落としたことはないです。
趣味や特技は何のために書かせるのですか?
末:
面接のときに使うためですね。面接の最大の目的って、来てくれた学生さんが過去に考えていたことや物事にどういう風に取り組んできたのかを知ることで、うちの会社で活躍してくれるかどうかを判断することなんですよね。その判断をするためのきっかけ作りとして趣味・特技は聞いています。
りーかな(以下、り):
書類選考の段階では、趣味・特技は見られているのですか?
末:
一応趣味・特技にもざっと目は通しているんですが・・・
ここだけの話、書類選考で一番重要視しているのは志望動機です。やっぱりうちの会社は特殊な業界で、やっていることもマイナーなので、仕事に対する理解度を見ています。
り:
へぇ〜!逆にダメな志望動機ってどんなものですか?
末:
インフラに関わりたいとか、海外で働きたいとか、そういう志望動機が多いんですけど、それ1つだけだったらうちじゃなくても良いじゃないですか。そういう志望動機は理解不足と見なされてしまいます。なので、うちの会社に絞られるようなキーワードがいくつか入っていると良いですね。
自己PRや学チカ等で高校時代の経験は使えますか?
末:
大丈夫です!むしろ小学校・中学校の経験も、「自分は会社に入ったらこういう活躍ができる」という裏づけのために使うのであれば全然使ってくれて大丈夫ですね。
り:
例えば学チカで高校時代の経験を書くと、「大学は何をしてたの?」ってなりませんか?
末:
なりますね!面接ではそこは聞かれると思います。
逆に言えば、ESで大学時代の経験ばかり書いていると、「中学・高校が何をしてたの?」って私は聞きますね。「大学時代だけ色々頑張って、会社に入ると燃え尽きてしまうんじゃないか」と心配になりますからね。
自己PRや学チカを書く際のワンポイントアドバイスを教えてください!
末:
採用側は、「それは会社に入ってから何の役に立つのか」という目線で見ているんですね。なので、「これをアピールしたら採用側はどういうことを期待してくれるのかな?」って考えながら書けばいいと思います。
り:
う〜ん、具体的にどういうことですか?
末:
前に「私は人との対立を上手くマネジメントできます」という学生さんがいたんだけど、よくよく聞いていくと、「和を重んじたいので、自分がリーダーシップをとって自己主張することはありません」ってことだったんですよね
もちろんその価値観は大切にしてもらって構わないんですけど、でも会社に入ったら「和を重んじたい」って綺麗事を言ってられない時もある、リーダーシップをとらなきゃいけないときもあるじゃないですか。そういう現実も見た上で、自分はどう活躍できるのかをアピールしてほしいですね。
り:
なるほど。仕事のときにどう役立つのかを意識するんですね。
そう思うと、学生は仕事のことはよくわからないので、社会人の方と話すことは役立ちそうですね。
自分の強みがわかりません。どうしたらいいですか?
末:
自分の強みを見つけるときに、ハードルを上げすぎてませんか?留学経験とか学会発表とか華々しい経験ばかり見ていませんか?と言いたいですね。
あとは、もっと自分に自信を持ってほしいですね〜。他者との比較はせず、自分の判断基準を持てばいいと思います。20年も生きていれば、それなりに特徴はあるんじゃないですかね?
り:
その特徴がネガティブなことしか思いつかないという相談をよく聞きます。「私はあれも出来ない、これも出来ない・・・」みたいな。
末:
あ〜なるほど。それでいうと、人の長所と短所は表裏になっているので、ひっくり返してポジティブな言葉に置き換えれば強みになると思います。「早とちり」という言い方をやめて「スピード感がある」にするとか。
り:
確かにそうですね。それに、ポジティブな言葉に変えたら、その強みを裏づけするエピソードがどんどんでてくることって多い気がします。
学歴によってエントリーシート(ES)が読まれなくなることがあるって本当ですか?
末:
うちに関して言うと、絶対ないです!数が多いので熟読はしないですけど、ESは全部目は通しますので、学歴で読まないことはないです!
り:
かなり数が多いと思うのですが、すべて読むのは大変じゃないですか?(笑)
末:
そうですね〜。(笑)
熟読はしないですけど、志望動機は最初から最後までサーっと目は通します。その他の自己PRとかは目は通して、単語ベースで拾い上げて、面白そうなのがあれば追加で読みます。
エントリーシート(ES)を出すタイミングの早さは選考に影響しますか?
末:
早いほうがいいですね。
企業も永遠と採用活動をやっているわけにはいかないので、ある採用目標数が埋まり次第、採用活動は終了になってしまうんですね。そういう意味では、どんなに優秀な人が来ても採用活動が終了していればとれないので選考は早めに受けに来てもらうのがいい思います。
り:
じゃあ、締め切りギリギリまでエントリーシート(ES)を練るよりも、早めに出したほうがいいということですか?
末:
そうですね。採用担当の目から見たら皆さんがどんなにご自身で努力されても、中身の本質が大きく変わらないことも有り得るんですよね、残念ながら。それだったら早くエントリーシート(ES)を出して、早く選考フローにのってもらい、当社を含めた色んな企業さんを見ながら面接で話すネタを多く収集することに時間を使ってほしいですね。もしエントリーシート(ES)を出した後に新たな発見があれば、それを面接のときに口頭で話してもらえればと思います。
それに、うちは送られてきたエントリーシート(ES)からどんどん読んでいくので、早いほうが有難いですね。
最後に学生へのメッセージをお願いします!
りーかなの一言メモ
初めて東洋エンジニアリングさんのお仕事のお話を聞いたときに感じたことは、「スケールが大きい!」(笑)
時には数年の月日をかけて、海外のスタッフを含めた沢山の人と関わりながら、数km四方にも及ぶ大きなプラントが出来上がっていくところを見るのは感無量なんだろうなと感じました。
そして今回のインタビューで、東洋エンジニアリングさんは「チームワーク」や「人を育てる」ことを大切にしている会社さんだと感じました。特に建設現場では、沢山の人が協力して1つのモノを作り上げていくので、「チームで働きたい」「人が好き」な人は是非チェックしてください!