はじまり……
それは、たなべあーがひとりではじめたボランティアでした。
街角で学生の相談に乗るボランティア。
街角ゲリラ就活支援「内定応援自転車」として、当時朝日新聞の記事にもなりました。
そして、それは、食えない、そのうえ眠れない日々のはじまりでした。
ボランティアだから儲からない。
まったくお金にはなりませんでした。
新聞やテレビなどマスコミで紹介されて以来、学生の相談が殺到しました。
それらすべてに対応するから眠る時間もありませんでした。
それでもたなべあーは相談に乗り続けました。
学生と向き合い続ける日々が続きました。
来る日も、来る日も……
「相談できる相手がいない」
「心の休まる場所がない」
「もっと社会のことを知りたい」
学生たちのそんな声を耳にするたび思いは強くなりました。
『「信頼できる大人」と「支え合える仲間」が必要だ。
厳しさを増す就職活動、その活動の最前線である「街なか」で、
学生が気軽に利用できる「部室」や「研究室」のような場を作りたい・・・』
学生なら誰でも無料で使える街ナカのキャリアセンター
「キャリアぷらっトフォーム(キャリぷら)」
は、そうして2011年大阪で誕生しました。
キャリぷらをつくった本当の理由